する合金で造られ、タンクが熱せられ内部の圧力が異常に上昇して、タンクが破裂する前にこれが溶けて内部の高圧で飛び出し、タンクの爆発を防止している。又タンクの内部には充気時に凝縮水などが溜まるため、時々ドレンコックを開いてドレンを抜くと共に、水やガスによる腐食が進行して肉が薄くなるため定期的に水圧テストを実施する必要がある。
(取り付け上の注意)
○タンクを斜めに取り付ける時にはドレンパイプの位置を確認しパイプの先がタンクの一番低い位置になるよう調整すること。
○タンクの取り付け時には圧縮空気を抜いておくこと。
2・186図 エアタンク
2・187図 エアタンクのヘッダー部分
?分配弁
分配弁は、各シリンダのピストンが圧縮上死点からクランク角度で約120度の間にエアータンクの圧縮空気を着火順序に従って各シリンダへ送り込み、機関を始動させる装置であり、通常はカム軸後端部に設けられている。
前ページ 目次へ 次ページ
|
|